異文化マネジメント研修

外国人と生産性高い仕事を協働するためには、最低限の英語力のほかに、文化の違いが仕事のやり方やマネジメント・スタイルに、どのような影響を与えるかを理解することが重要です。また、多様性を受け入れ強みに変えようとするマインドや、文化によって異なるジェスチャーや仕草を理解しておくことも、誤解や混乱なく仕事をするためには必要です。

研修の種類は3つになります。下記の1は海外赴任前研修に打ってつけ、2と3は、それ以外にも外国人と仕事をする必要がある方のグローバル人材度を向上させるために使えます。

      1. ホフステード異文化6次元モデル
      2. 異文化理解とコミュニケーション
      3. グローバル・コミュニケーション研修

1.ホフステード異文化6次元モデル

intercultural01ある国で生まれ育った人々が、二つの状態のどちらを、より好むかの平均的傾向値を元に、国ごとにどう異なるかを6つの次元(切り口)で表し、各国の文化の違いを比較するツールです。文化の核である価値観にフォーカスし、数字で差異 を示すと同時に、効果的に相手と仕事をするにはどうしたら良いかを導き出します。
6つの切り口とは、下記になります。

  • ・権力格差
  • ・集団主義/個人主義
  • ・女性的文化/男性的文化
  • ・不確実性の回避度
  • ・短期/長期志向
  • ・人生の楽しみ方

例えば、不確実性の回避度が非常に高い日本人は、石橋を叩いて叩いて渡りたい傾向があります。よく議論をし、なるべくリスクを回避してからでないと新しいプロジェクトを始めません。仕事相手が不確実性の回避度が低い国ですと、とりあえずやってみてダメだったら違う方法を試せばいいというやり方なので、当然噛み合わず衝突します。日本人は「もう少しよく考えたい」と思うでしょうし、相手の国は「いいから、とりあえずやってみましょう、前に進みましょう」だからです。不確実性の回避度はボーダーレスなプロジェクトに日本人が参画する場合、相手国がストレスを抱える大きな原因になり得ますが、事前に「不確実性回避度」の点数が2カ国でこんなにも違うと明確にわかっていたらどうでしょう。違いを客観的に受け入れざるを得なくなり、感情的にならず冷静に対処できます。

ホフステードの異文化モデルを元に、ケーススタディを紐解く練習を重ねると、異文化の衝突から発生するネガティブな感情を脇に置き、なぜこの事態が起きたのかを理解しようとする心が生まれ、解決にフォーカスできるので生産性があがります。

2.異文化理解とコミュニケーション

intercultural02日常の習慣の差も海外と、もしくは海外で仕事を効率良く行なう上で障害になりえます。よりスムーズに生産性の高い仕事ができるように、何がどう具体的に違うのかを説明した上で、実際に誤解が生じて問題が起きたケースを読み解きながら、どう解決したら良いかを考えることで、想定外の事態に対処できる柔軟性を養います。

異文化と仕事をする際に、日本人が違いを無視して問題を生じてしまうことが多い要素を幾つか挙げます。

  • a) 時間厳守に対するこだわり
  • b) 精度に対するこだわり
  • c) プロセスに対するこだわり
  • d) 日常のジェスチャーや仕草の違い(アイコンタクト、相手の話を聞きながらうなづき続けるかどうかなど)

ケーススタディの例 (骨子):

東京からタイ現地法人に赴任した副社長が、出勤時間が守られていないことに業を煮やし、遅刻に対して非常に厳しく対処した結果、半年で1/3の現地社員が辞めてしまいました。なぜこの事象は起きたのでしょうか? 双方にとってWin-Winになる解決策にはどんなものが考えられるでしょうか?

多様性ある職場で、生産性高く仕事をするためには、母国の文化・価値観を一方的に押しつけないことが必要です。想定外の状況や、日本では起こりえないことに対して、フレキシブルに対応するためのOut of Box Thinking(枠に捉われない考え方)の練習をします。

研修の実施方法としては、a) ホフステード異文化モデル研修後に短く行う あるいは、ケーススタディでOut of box thinking を鍛えたい場合は、b) 2時間単位のセッションを数回行う c) 1日研修 など目的に合わせて柔軟に組み立てることができます。

3.グローバル・コミュニケーション力強化

外国人と効率良く仕事をするために必要なスキル、例えば、アサーティブネス、ロジカル思考、プレゼンテーションスキルなどをシリーズで学ぶ研修です。詳細はこちらをご覧ください。